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すべての子どもを社会全体で支援する-第23回保育集会

 2013年11月17日、越前市・武生商工会議所において「県本部第23回保育集会」を開催しました(社会福祉法人越前自立支援協会共催)。今年の集会のテーマは、2015年4月の本格施行にむけて動いている「子ども・子育て支援新制度」としました。

 集会には、保育士や幼稚園教諭・調理員はもちろんのこと、子育て支援の担当課や児童養護施設の職員、自治労組織内議員(市議会議員)、連合福井、県自治研センターからも参加があり、14単組2団体125名が集まりました。

 これまで県内5ヵ所で「子ども・子育て新制度学習会」を開催し、地方版「子ども・子育て会議」の設置や政策への意見反映にむけた取り組みを進めてきました。本集会では、国の「社会保障制度改革国民会議」や「子ども・子育て会議」の委員も務められ、自らもNPO法人で子育て支援をされている大日向雅美さん(恵泉女学園大学大学院教授)をお招きし、最新の動向とこれからの子育て支援のあり方について議論を深めました。

 



 

 

基調講演

 基調講演として、恵泉女学園大学大学院 大日向雅美さんを招き、「これからの子育て声援~3歳児神話を乗り越えて~」と題して講演がありました。大日向さんは、これまで「医療」「年金」「介護」の3分野とされていた社会保障に、「少子化対策/子ども・子育て支援」が明確に位置づけられたことは歴史的にも大きな意味があると触れられました。また、これまでの子育て支援施策の経緯にもふれ、「すべての子どもと子育て世代を全世代で支援する」ことが大切であり、人生において、誰もが病気・障害・老い・事故等のリスクに直面することからも、「社会保障の充実は、社会の活力の基盤である。社会保障はいずれの世代にとっても負担ではなく、今の困難を分かち合い、未来の社会に協力し合うためにあるという哲学を広く共有することが大切である。」と話されました。

 また、大日向さん自身が手掛けておられる地域の人材育成の視点からの子育て支援のあり方についても提案され、地域を含め社会全体で支援していくことの重要性を学びました。

 

分科会

 講演後、単組ごとを基本に13グループに分かれ、基調講演を聴いて感じたことや、これからの子育て支援について子育て当事者としてどう関わっていくのかなど話し合いました。



 
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