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教育と保育の連携を学ぶ-第24回保育集会

 2014年11月15日、鯖江市・嚮陽会館において「県本部第24回保育集会」を開催しました。

 集会には、保育士や幼稚園教諭・調理員はもちろんのこと、子育て支援の担当課や子育て支援センターなどから13単組109名が集まりました。

 今年は、県本部保育集会"初"の歓迎レセプションでは、県本部社会福祉評議会の幹事による新打楽器“パコーン”の音色にあわせて会場の参加者と一緒に体を動かしました。その後、全体集会と12のグループに分かれてグループ討議、発表を行いました。

 

 

事例報告

 全体集会は、あわら市職の赤神敏江さん(県本部アドバイザー)、永平寺町職の辻村樹里さん(県本部幹事)、小浜市職の中本玲子さん(元県本部幹事)の三人から保育と教育の連携、幼保一体化の動きについて事例報告をしていただいて情報を共有し、県内の動きから、「幼保連携型認定こども園」に移行するとき、私たちが考えなければならない課題は何か、取り組むべき課題について学び合いました。

 

①あわら市職(赤神敏江さん/県本部アドバイザー/写真:左)

市町村合併から10年が経ち、あわら市のこれからの子育て施策として、2015年4月から公立・民間を問わず、全園を「幼保連携型認定こども園」に移行することが決定。担当課では事業計画の策定作業を進め、10月には全保護者対象に認定こども園についての説明を行った。12カ園が「認定こども園」としてあわら市がめざす子育て支援について学ぶ。

②永平寺町職(辻村樹里さん/県本部幹事/写真:中央)

 永平寺町は、2000年4月より幼保一元化を実施した先駆けの自治体(2006年6月に松岡町・永平寺町・上志比村の2町1村で合併)。国の担当省庁が厚生労働省と文部科学省の2本立てになっているが、公立施設としての幼児園も自治体の行政窓口(子育て支援課)も一本化している(一部、幼稚園あり)。幼保一元化に取り組んできた永平寺町の実践から幼保連携の仕組みを学ぶ。

③小浜市職(中本玲子さん/元県本部幹事/写真:右)

 福井県内には幼保連携型認定こども園が10か所(公立3か所、私立7か所)あります(2013年4月1日現在/福井県ホームパージより)。小浜市では、2013年4月、公立保育所2園と公立幼稚園1園を統合し、幼保連携型認定こども園「浜っ子こども園」が設置された。認定こども園がスタートして1年半。幼保連携から見えてきた課題、取り組むべき課題について学ぶ。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グループ討議

 講演後、12のグループに分かれて、事例報告を参考に、少しでも職場での活動につながるヒントをグループで共有することを目的として、教育と保育の連携(=幼保連携型)を実施するとき、または実施することを想定したとき考えられる課題について、質問したいことを話し合いました。

 初の試みとして、男性保育士・幼稚園教諭のグループを設け、9単組13名が討議しました。


 

 その後、グループ発表として12グループ全部から質問を受け、3人の事例報告者から質疑に対する回答をし、最後に田中保育部会長から、「今日は各自治体でどのようなことをやっているのかを知る良い機会になったと思う。来年4月から子ども・子育て支援新制度がスタートするが、何が一番変わったのかと言うと、子どもたちのために良い制度になったということ。私たちの仕事は単に保育サービスではなくて、専門職として教育・保育を担っているということ。人は人でしか育てられないという私たちの仕事を胸に刻みながら明日からの保育に向き合ってほしい。」と総括し、集会を終了しました。


 
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